「マッサージって、一度受けただけではよくならないんでしょう？」
そんな声をよくいただきます。確かに、1回の施術だけで劇的に変わることは少ないかもしれません。
でも、訪問医療マッサージの本当の価値は、“継続”の中にあります。
今回は、実際に週2回の訪問を継続して受けている方の事例をもとに、
日々の小さな積み重ねがもたらす変化についてご紹介します。
週2回の訪問で変わった3つのこと
1．朝起きたときのこわばりが減った
訪問を始めたころは、膝や腰が固まっていて、
「朝は30分くらい動けない」「足が前に出ない」といった悩みを抱えていた利用者さま。
しかし、週2回の訪問で
- 太ももや股関節周りの柔軟性を高め
- 筋緊張を和らげるマッサージ
- ご自宅でできる簡単な運動の提案
を続けたところ、「朝の立ち上がりがラクになった」と実感できるようになりました。
2．1人でトイレに行けるようになった
以前はご家族の介助が必要だったトイレの移動も、
下肢筋力の維持と、関節の動きの確保によって、少しずつ自立に近づいていきました。
「ほんの2、3歩が怖かったんです。でも今は安心して歩けます」
そう話す利用者さまの笑顔は、ご家族にとっても大きな励みです。
3．生活のリズムが整った
訪問があることで、生活に「動く時間」が定期的に生まれるのも大きなポイントです。
- 来訪前に身支度を整える
- 軽く掃除や体操を始めてみる
- 「また次も頑張ろう」と前向きになる
こうした心理的・生活的なリズムの回復も、継続訪問ならではの副次的な効果です。
「続けること」が最大のリハビリになる
筋肉は、使わなければ確実に衰えていきます。
そして関節は、動かさなければどんどん固くなります。
「やる気が出ない日もある」
「今日は動きたくないという日もある」
それでも、週に2回“いつもの人”が来てくれるという安心感が、
リズムと身体を整える支えになります。
ご家族からの声
「最初は様子見でした。でも、3ヶ月ほど経った頃から明らかに調子が良くなって…」
「今では本人の方から“マッサージまだ？”と聞くようになりました」
訪問ケアは、ご本人だけでなく、ご家族の心のゆとりにもつながります。
まとめ：体は、“続ける”ことで応えてくれる
訪問マッサージは、特別なことをしているように見えないかもしれません。
でも、週に2回、体に触れ、動かし、声をかける——
その積み重ねが、生活の質を変える大きな力になります。
私たちは「ただ施術をする」だけでなく、
「その人の暮らしを支える」ことを目的に訪問しています。
「できることを増やしたい」「今の状態を少しでも維持したい」
そんな想いがある方は、ぜひ一度ご相談ください。
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